症例紹介




主訴
出っ歯が気になる
口が閉じづらく、オトガイにシワが寄る
アヒル口、Eラインを改善したい
初診時の所見(2022年4月)
患者様は出っ歯を改善したいとの要望で来院されました。
出っ歯により口元が閉じづらく、無理に閉めようとしてオトガイにしわがよっています。


診断
骨格性1級 ブレーキフェイシャルタイプ
Angle 2級 上顎前歯の重度唇側傾斜
治療計画
患者様の前歯部の唇側への傾斜度合いがとても強いです。歯列が舌側に倒れ込んでいるため、歯列の拡大を行なって獲得したスペースに前歯を入れていく計画としました。
治療の手順として、通常通りレベリングを行い、歯列のフラット化を進めます。その際にオーバーレイアーチで歯列の拡大も同時に行なっていきます。その後、ゴムメタルワイヤーが適用可能な段階でワイヤーを変更し、臼歯部のアップライトを行いながらスペースを獲得し、前歯部も内包へ入れていく力をワイヤーへ付与します。最終的に、咬合と歯列を整えてフィニッシュへと移行する計画としました。
治療後 2023年2月


約11ヶ月の治療により、出っ歯が大幅に改善され、自然に口を閉じることができるためおとがいのシワも消失しました。非抜歯での治療での治療も可能でしたが、患者様のより口元を下げたいという要望から、1本だけ抜歯させていただき、患者様の満足する口元にできました。
また、咬合も左右でしっかりと噛み合い、犬歯による顎の誘導も適切に機能しています。患者様からも「周りのみんなから口元が良くなったねと言われる」とご満足いただき、治療の成果を実感されていました。
治療後の経過

定期的にメンテナンスに来ていただき、噛み合わせに問題がないか、後戻りがないかをチェックしています。

治療期間・費用・リスク
動的治療期間 | 11ヶ月 |
治療費 | ¥1,100,000 |

治療後のリコール時におけるリスクマネジメント
- 矯正装置除去後に後戻りすることがあるので、保定装置を決められた期間確実に装着してください。
- リコールによる継続定期検診が必要となります。