エンドサミットに参加してきました。

患者様のために最先端を学ぶ—講座で得た知識を日々の治療に活かす

患者様により良い治療を提供するため、日々のスキルアップは欠かせません。今回、海外から著名な講師陣を迎えた講座に参加し、最新の根幹治療や歯科治療技術や考え方を学ぶ貴重な機会を得ました。
マイクロスコープを用いた治療効率化やCTを活用した精密診断、さらに外部吸収への対応策など、臨床に直結する学びが多くありました。これらの知識を日々の治療にどう活かし、患者様に還元するかを考える大きな刺激となりました。このコラムでは、講座で得た学びや印象深い内容を簡潔にお伝えします。ぜひお楽しみください。


Dr. Bobby Nadeauの講義

ボビー先生の講演では、マイクロスコープにヘッドアップディスプレイを取り付けた「ダイナミックナビゲーションシステム」の臨床応用について解説がありました。この技術は、CTデータを実際の歯に重ね合わせて表示することで、切削量を抑えながら効率的な治療を実現できるものです。
特に印象に残ったのは、CTデータを活用して根管の形態を3次元的に把握し、より精密で丁寧な治療が可能になるという点です。この学びを早速、自分の臨床にも取り入れていきたいと考えています。


Prof. Hyeon-Cheol Kimの講義

キム先生の講義では、多くの種類があるNi-Tiファイルの中からどのようなファイルを選ぶべきか、そしてその破折を防ぐための注意点について詳しく解説してくださいました。具体的な選び方や活用法を知ることができ、普段の臨床に大いに役立つ内容でした。
また、先生がおすすめしていたNi-Tiファイルが、私が普段から愛用しているものだったことも印象的でした。この講義を通じて、自分の道具をさらに効果的に使いこなすための新しい知識を得られたことが、とても嬉しかったです。


Prof. Shanon Patelの講義

シャノン先生の講義では、歯の外部吸収に関する最新の研究と対応策について解説がありました。CTの普及により、外部吸収が明らかになる症例が増えつつある一方で、その原因はまだ完全には解明されていないという現状が共有されました。
特に印象的だったのは、外部吸収が矯正治療でも報告されているという点です。当院では矯正治療を受けている患者様に定期的なX線撮影を行い、経過をしっかりと観察しています。今回の学びを活かし、もし外部吸収が見つかった場合には、迅速かつ適切に対応したいと考えています。


まとめ

今回参加した講座では、海外の著名な先生方から最新の技術や知識を直接学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。
これらの知識やスキルを活かし、患者様一人ひとりにより丁寧で安心できる治療を提供していきたいと思っています。また、今後も学びを重ね、最善の治療をお届けできるよう努力を続けてまいります。

https://www.dentalartsacademy.com/course/id-16581

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