症例紹介

50代女性:即時義歯の症例

症状

様々な症状で長い間歯で悩んでいた患者さんです。
レントゲンから保存できる歯がないことがわかります。

治療前
治療過程

即時義歯 SETのための準備

①研究用模型作成の為の印象

②下顎位の診査・診断(ゴシックアーチトレーシングにより、顎関節・中心位を診査・診断する)

②下顎位の診査・診断(ゴシックアーチトレーシングにより、顎関節・中心位を診査・診断する)

SHILLA Systemにて咬合評価を設定する

③模型上で抜歯を行う

即時義歯の完成

抜糸、義歯の装着

抜歯後、約5〜6ヶ月 骨の治癒と口腔内粘膜の改善を行う

Tissue Conditionerにて同等沈下させると同時に適正顆頭位を調整する
Tissue Conditionerによって調整された上下顎内面観

Tissue Conditionerによって得られた内面による作業用模型
顎関節、筋肉が安定し咬合の確立がなされた顎間関係

完成した最終義歯

治療後
治療前後の比較

治療期間・治療費・リスク

治療後のリコール時におけるリスクマネジメント

  • 抜歯即時の義歯は、抜いた部位の骨の変化が著しいケースがある。歯槽骨の吸収が終わり、変化が少なくなるまで(6〜12ヶ月)経過観察し、本義歯を調整する
  • 治療後の歯槽骨の吸収に対しては、ゆるくなった部位を同じ材料で足す処置によって対応する