立位歩行であるヒトの頭の重さは、ボウリングの最も重いボウルと同じくらいで7~8kgと重く、細く屈曲性に富む7椎の頚椎に支えられているためバランスを崩しやすいのです。
頭の傾斜は、審美的問題を生じるだけでなく、姿勢に関与する、筋肉・靭帯・骨構造の不調和を引き起こし、頭痛・肩こり・頸腕症候群をはじめ、内臓諸器官の圧迫を生じ、全身的不健康の要因となります。
この問題を回避するためには、顔面頭蓋全体の重心に関係する下の顎の位置を適正にし、その位置を保持できる咀嚼器を構築する必要があります。
下顎変位を起こさない理想の咀嚼器を目指すとなれば、以下の項目が重要となります。
咬合平面 | 生体の正中矢状面に直交し、左右対称同行・同矢状傾斜を有した咬合平面 |
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歯列弓 | 正中線に対して左右対称な歯列弓 |
審美性 | 顔貌に調和した歯軸とスマイルライン |
咬合接触 | 均衡接触 |
下顎運動 | 真前方、左右対称に運動できるアンテリア・ガイド |
咬合様式 | 相互保護咬合 |
正中矢状面を基準とする咀嚼器構築法、SHILLA SYSTEMを活用し「健全なる身体は健全なる咀嚼器に宿る」ことを目標とし、歯の1本1本を診るのではなく、顎口腔系全体からの全顎治療に取り組んでおります。
入れ歯が痛くて咬めない。歯がぐらぐらしてきた。
下の歯が見えないくらい咬み合せが深くなって話しづらいという主訴で来院されました。
1. インプラントが定着しないリスク
もし定着しなかった場合は、無償で再手術を行います。
2. インプラント周囲炎
ご自分での継続的なケアと、1ヶ月〜3ヶ月毎の歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です。