症例紹介

60代男性:GTR 再生療法で歯を抜かずに残した症例

症状

GTR法(Guided Tissue Regeneration:歯周組織再生誘導法)を行ない、歯を抜かなくてはいけなかった症状を元の健全な状態にしたケース。
患者様の血液から、多血小板血漿を抽出し、細胞成長因子を活用して、骨や歯周組織の再生を図るCGF再生療法とエムドゲイン(Emdogain)エナメルマトリックスたんぱく質主成分の歯胚歯周組織再生材料を併用した。

治療前

Xrayから向かって左上の部分の歯を支える骨が溶け、歯がぐらぐらになっている状態を示します。(赤丸の部位)

治療後

赤丸部位は骨の再生の状態を示す。

CTによるインプラント埋入位置の評価

多血小板血漿を遠心分離機により抽出し、完全自己血液由来によりアレルギーや感染のリスクの軽減、傷の治り、骨や歯肉の再生が促進され治療期間の短縮が実践できた。

CGF

垂直的骨欠損に対して再生が確認できる

SHILLA・Systemによる咬合平面・歯列弓の設定

CGF

治療前後の比較
治療後の過程

GTRの評価

4年後経過の写真

5年後経過の写真

治療期間・治療費・リスク

治療後のリコール時におけるリスクマネジメント

  • 3ヶ月に1回のリコールにて、全顎的な咬合の調整と、歯周疾患の管理。
  • インプラント歯周炎に対しては、炎症の除去を徹底的に行い、骨へのダメージがいく前に対応致します。リコールによる、維持治療を行います。