症例紹介

50代女性: 抜歯後の即時義歯の症例

症状

噛めない等、様々な症状で長い間歯で悩んでいた患者さんです。
レントゲンから保存できる歯がないことがわかります。

治療前
治療過程

即時義歯 SETのための準備

① 抜歯 → 抜歯後の骨整形

② 下顎位の診査・診断 前歯部試適

抜歯後、上下顎の研究用模型を作成、印象の際 上下顎の関係を故意的に採得してSHILLA SYSTEMにて咬合器に付着した。

顎関・咬合の中心位の診査・診断のためゴシックアーチトレーサーを設定した。その際前歯の正中、長さ、歯軸の確認ができる様 前歯部を排列して準備した。

Tissue conditionerにて基礎床を介して印象採得を行う、印象前に大きな骨隆起の整形を行った。

咬合平面、正中、前歯の長さ等の確認を行う

顎関節の状態、咬合治療スタートの位置を診査・診断のためゴシック・アーチ・トレーシングを行う。

③ 治療用義歯の作成

治療用義歯の作業用模型の咬合面観と咬合平面の設定、顎間関係を示す。

治療用義歯の排列 (SHILLA SYSTEMによる)

イボカップシステムによる重合

即時義歯の完成

治療用義歯 SET時の正面観

約6ヶ月、義歯内面の生体粘膜面への同等沈下を目的とする Tissue Conditionerによる治療

Tissue Conditioner による動的最終粘膜面印象

SHILLA SYSTEMにより患者さんが受け入れた咬合平面、歯列弓、顎間関係を咬合器へインプットする

義歯が同等沈下し、動的に得られた最終義歯の粘膜面観(最終義歯の作業用模型)と顎間関係

SHILLA SYSTEM による最終義歯排列

完成した最終義歯(顎位が安定したためジルコニア HAブレードを使用した)

治療後

治療期間・治療費・リスク